江戸時代にタイムスリップ~広島県たけはら町並み雛めぐり~

広島県の竹原市は、江戸時代に製塩業で栄えていました。
今も当時の町人文化の香りが残り、「安芸の小京都」と
呼ばれています。
ひなまつりの期間は、竹原市内で所蔵される雛人形が
一般公開され、各地イベントで賑わいます。
町並みを歩きながら雛人形を眺めると、
江戸時代にタイムスリップした気分が味わえますよ。

http://www.takeharakankou.jp/event/hinamaturi/

多様なタイプが揃うこうげつの雛人形

人形専門店こうげつには、実に様々なタイプの雛人形が
揃っています。
名人形師・山科紫晃作の雛人形は、とても表情が豊かで
美しいお顔が特徴です。
ベストセラーの平安絵巻雛人形は、雅な垂らし髪、
十二単を横向きに飾って見せるという斬新さ。
他にもリアドロの雛人形や手塚治虫の火の鳥雛人形など、
いろんなタイプがあり見ているだけでも楽しめます。
迷ったらこうげつの雛人形を見て、自分好みを
探すと良いかも知れません。

新しいスタイルの雛人形ひととえ

人形工房ひととえの雛人形は、伝統美を大切にしながらも、
現代人の生活に合う新しいスタイルを追求しています。
顔は大きめで幼く愛らしいのが特徴で、
飾る場所を選ばないコンパクトな作りになっています。
小さくても一体一体に手間隙を惜しまず作られており、
ボディの素材は昔ながらの桐塑、
衣装は京都西陣の上質な正絹で、職人技が光ります。

伝統的な美しさ久月の雛人形

吉徳と並ぶ江戸の老舗、久月。 日本の伝統美を重んじた雛人形の造りは、 代々受け継ぐにふさわしい格調があります。 キャラクター雛人形など一切造らず、 古典的な美しさを追求するのが 久月の姿勢。 雛人形を選ぶならば、 一度は手にとって見て欲しい逸品です。

「顔がいのち」吉徳の雛人形

「人形は顔がいのち」のキャッチフレーズでおなじみ、 吉徳は江戸で最古を誇る人形の老舗です。 吉徳の雛人形の特徴は、伝統的な美しさ。 命である顔は、とても古典的で高貴な雰囲気が漂います。 顔が小さく衣装が豪華な「ザ・雛人形」という風情。 近年ではコンパクトサイズの雛人形や キティちゃんなどのキャラクター雛人形も製作しています。

雛祭りの起源とは

ひな祭りの起源は、人形を作って川に流し、

無病息災を祈っていた「流しびな」の行事だと言われています。

この流しびなは、元々は中国の風習で平安時代には

一般にも広がっていました。

今のようにひな段を飾る様式になったのは、

江戸時代のはじめごろと言われており、

その後かなりの勢いでひな祭りの行事は広がりました。

ひな祭りが「華やかで贅沢になりすぎる」ことを

禁止するおふれが出るほどだったと伝えられています。